おなかがすいたら、食事をする。
眠たくなったら、睡眠をとる。
では、心の不調を感じたら、あなたはどのような行動をとっていますか・・。

コロナの収束も見えず未だ不安な中、制約の中での新しい日常が求められています。

ケガをすれば見た目でわかりやすいので、周りのみんなも「大丈夫？」と声をかけてくれますが、心の不調は周りからとても見えづらいので、自分だけで我慢を重ね頑張ってしまう人が大半を占めているといわれています。

最近のカウンセリングでは、コロナ禍でのテレワークが主となって、自宅での過ごし方が様変わりしたことでのご相談が増え続けています。

今の新しい生活様式に慣れるには、まずこれまでの生活と比べることをしないことからかもしれません。

「今までは、○○だったのに、最近はできていない」とか、
「これまでと違って朝から自分の空気を吸えていない気がする」などの、これまでとの比較でストレスを抱えていらっしゃる方が非常に多いと感じています。

少し視点を変えて・・。

実家を出て、一人暮らしを始めたり、結婚を機に新しい生活をスタートさせた時のこと、少し思い出してみて下さい。

新しく創り出すという意味合いから考えると、スタート時は結構懸命に試行錯誤を繰り返していた気がしませんか。

今の状況も、まずは現実を受け止めるところからスタートなのかなあ・・なんて
少しゆったりしながら、流れに任せてみてはどうでしょう。

自分で変えていけることと自分ではどうしようもないことの区分けをした上で、
新しい時間の過ごし方を試してみるのも良いかもしれません。

これからは、ものの見方や価値観などに多くの変化がみられる時代。
比べることをスパッと脱ぎ捨てることができた時、新しい答えの道しるべに気がつくかも知れませんね。

どうせ同じ時間を過ごすなら、楽しんじゃいませんか・・。