今、まずは何をするべきですか。

早くも10月が11月へとバトンタッチ。
時間の経つのは早いですね。

あちらこちらで運動会も終わり、いよいよ今年も最終カーブを曲がろうとしています。
秋の気配を感じながら、今あなたの心を支配しているのはどのようなことでしょうか。

コミュニケーション能力が信頼関係を作る

先日、保育士の方が
最近、心の底から笑うことが出来なくて・・と話されました。

保育士の仕事は、毎日子どもの様子を見ながら臨機応変に対応し、子どもの変化を見逃さないように目を配る仕事。

原因については、人間関係も微妙に関係していたり、早出遅出のシフトが負担になっていたりと様々ではありますが。話を様々な方向から聞いていると、
「コミュニケーションの欠落」が浮かび上がってきます。

特に気になるのが自分の担当する部分と違う先生が担当する部分の引継ぎ部分。

「そこは私の担当外‥」
というような意識がどこかに働き、もう少しだけ詳しく引継ぎをしていれば、かなり違っているのに‥と思う場面が多くあるように感じました。

子どもには、
「自分の気持ちをきちんと伝えないと相手(お友だち)はわからないんだよ。」

保育士の方なら幾度となく子どもたちに伝えている言葉。

これはある意味、先生同士の間でも、大事なキーポイント。

先生同士は情報を共有して・・と話していますがコミュニケーションの不足が積み重なると、「不信感」と姿を変えていき、知らない間に大きく膨れ上がってしまっていたりすることがあります。

子どもとの関りで悩むならともかく、先生同士の人間関係で笑えなくなっているとしたら・・。
まさしく本末転倒。

まずは、管理職のコミュニケーション能力アップが急務のような気がします。
同じことを伝えるにも、伝え方ひとつで信頼関係はグッと違ってきます。

しがらみのない風通しの良い職場環境

大人でも朝から夕方までの職場での勤務は、疲れを伴うことがほとんどですね。

まだ生まれて5年ほどの子どもたちも、同じように長時間を親元から離れて過ごしています。
出来る限り、リラックスして過ごせる環境を提供することは、最優先すべきです。

〈リラックスできる環境=居心地の良い場所=安心して過ごせる居場所〉

それを可能にするには、まずは先生同士が笑顔で職場で過ごしていることが最低条件です。

先生同士のコミュニケーション不足が、結果的に子どもへの影響を与えているとすれば、すぐに総点検が必要なことは言うまでもありません。

大人は、大人の役割をきちんと受け持つコミュニケーション能力を身につけましょう。

笑顔で過ごすためには、それぞれの立場を思いやる心が欠かせないですね。

ではまた、次回。

相談者の保育士さんに、笑顔が早く戻りますように・・♪