中学生とのかかわり

「会話が全くありません。」
「学校での様子はさっぱりわかりません。」
「必ず口ごたえをしてきます。」
「友達関係が気になります。」
「帰ってくると、すぐに自分の部屋に入ってしまいます。」

カウンセリングでは、このような保護者からの声が次々に・・。

思春期の中学生。

子ども扱いされると不満だし、かといって大人の仲間入りをするには、まだ自信がない。
そんな微妙な時期ですね。

この時期の接し方で悩まれる方が、非常に多いですが、表面化するのに多少の個人差はありますが、
この時期は誰にでもやってきます。

「見守りサポート隊長」
これに徹して欲しいと思います。

意見をいうと、ぶつかるばかり。
一番自分の気持ちを持て余しているのは、いわれなくとも本人です。

ほったらかしにされていると感じれば、それはそれで不満が募り、
話しかけるとほっておいて・・と、言われる始末。

保護者には手立てがわかりませんよね。

でも、振り返れば自分にもありましたよね。
こんな時期。

まずは何か話して来たら、
聞き役だけを受け持ってください。

子どもは、話しているうちに、きいてもらっているだけで、自分の気持ちが整理されてきています。
その場面に、アドバイスはまだ不要なのです。

カウンセリングを行っていても、
相手の心の声にじっくり耳を傾け、吐き出してもらうことを最優先にしています。

子どもたちは、大人が思っている以上に、それなりにいろいろ考えて行動していますよ。

子どもの心の声を聞きたいのであれば、
まずは信頼関係(ラポール)を築くことに専念してみてください。

安心できる場所がここにある・・。

子どもがそう感じられる場所を作れれば、会話は時を経て、また再開されます。

あたたかい好きなお茶でも入れて、聞き上手名人を目指してくださいね(^_-)-☆