自分の感情をコントロールする方法

金木犀の香りが漂う季節。
毎年、この時期はカウンセリング依頼がグッと増えますが、今年も例外ではありません。

特に今年は寒暖差の影響もあり、心も身体も滅入ってしまって・・とつらい様子でお見えになります。

心にも身体にも波があることを受け入れて

ずっと続いている習慣やルーティーン。
少し変化があるだけで、調子が出ないと感じると話される方が良くいらっしゃいます。

誰しも自分のリズムがあって、習慣化されているものが多ければ多いほど、新しい変化に対応するまでに時間がかかりますよね。

私は常日頃から、習慣化しているものに少し意図的に変化をつけることを心がけています。

社会に出ると、アクシデントや想定外のことに出会うことが良くあります。
その場その場で変化に応じた対応をしなければならない場面を避けて通ることはとても難しい。

だったら、少しずつ小さな変化に慣れておくのはどうでしょう。

大それたことでなくて大丈夫。

例えば

いつも通勤で利用している交通機関を違うものに変えてみる。
自転車通勤の道を違うルートにしてみる。
いつも立ち寄るスーパーを変えてみる。

どんな些細なことでも大丈夫。
変化に慣れるという意味では、これ結構効果ありですよ。

香りとリンクする感情と向き合う

先週末。

金木犀の香りがするいつもの通勤に使う道に差し掛かると、急激に寂しさがこみあげてきて、涙があふれてしまって・・と、お話を伺いました。

日頃の自分の子どもに対する言動が、子どもを傷つけてしまっているように感じていて、金木犀の香りとリンクしていて悲しくなってしまうとのこと。

香りは心のバランスに大きな影響を与えると日頃から感じてはいますが、その方にとっては秋に切ない思い出が多く、複数の思いが入り混じっているので、一気にあふれ出してしまいます。

思い切って、違う道を提案してみました。
香りもそうですが、見える景色も違うとまた新しい自分の感情に気づくかも知れません。

自分に出来る小さな変化の中で、また新しい発見を楽しんでもらいたいと思っています。

感情のアップダウンは誰にでもあること

周りの人を見ていると、私だけがどうしてこんなに落ち込んでしまうのだろう・・と話される方もいらっしゃるのですが、感情のアップダウンは誰にでもあります。

自分だけが・・と落ち込んでしまいがちですが、それぞれにその人のバックグラウンドがあり、波も様々です。

私からの提案は、落ち込んでいる時こそ
「自分で小さな幸せを見つけること」

僅かな時間でも、自分のために○○をした!と、実感できる時間をぜひお過ごしくださいね。

ではまた次回