揺れる想いは一歩前進

春の風を感じて・・。

寒さの中に、春の気配の足音を感じる時期になってきましたね。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

この季節になると、なんとなくソワソワ・・。
4月からの入園、進級、入学、入社、配属など「新」に対する期待と不安が入り混じり、複雑なざわざわ感を感じている方が増えてきます。

不安をイメージしてしまう人

いつも決まっていることに囲まれていることが心地よいと感じる人にとっては、この季節
「チューリップを見ても気持ちが沈んでしまいます。」
と、お話される方もいらっしゃいます。

でも、よくお話をお伺いすると、まだ具体的に何も決まっていないのに、
「もし、○○って形になったらどうしよう‥。」
とか、
「○○だったら、絶対に耐えられそうもない・。」
とか、自分で立てた仮説で自分自身をつらくしてしまっている人、案外多いのです。

自分の思いを書き出してみよう

■これからの楽しみ
■これからの不安

紙を用意して半分に折って、この2つのそれぞれの要素を思いのまま書き出してみましょう。

例えば
■これからの楽しみ
☆カーテンを変えてみたい
☆新しい食器を探しに行きたい
☆いちごパフェ食べたい などなど

■これからの不安
☆新しい環境にすぐになじめるか
☆これまでと何がどんな風に変わるのか
☆話しやすい人が近くにいるか などなど

書いていくうちに、自分がどんなことを不安だと捉えているのかが自分で「見える化」出来てきます。

不安は漠然としていると、心配症の傾向が強い人にとっては、自分の中でモンスター化する傾向にあります。
漠然とした得体のしれない不安に取り囲まれている状況から、まずは自分を救出。

書き出すことによって、モンスター化を阻止することが出来ちゃいます。

書き出す作業が上手くなると、(まだこの不安材料が決定事項ではない)ことに、大半の人が気づいています。

不安を小さくする自分の法則を見つけよう

事実なのか、思い込みなのか。
この区分けが上手くできるようになるだけで、随分と気持ちにゆとりが生まれます。

そして、
「自分自身が対処できるもの」と
「自分が抱え込まなくても良いもの」
の仕訳もできるようになります。

さらに、次のステップとして
「何をしている時、時間を忘れてしまっているか」
「楽しいと感じるのは何をしている時か」
など、自分がリラックスしているのはどのような時かを思い出してみて下さい。

例えば、
〇一輪挿しに挿す花を選ぶ時
〇好きなゲームをしている時
〇好きな洋服のコーディネートをしている時・・などなど。

そこに、あなた自身の不安を小さくする法則のヒントが隠れています。
それも書き出すことで、自分の中で整理できますから、お試しくださいね

もし、ざわざわが顔をのぞかせてきたら、あなたのリラックスできることとをセットにして紐づけておいて、
「ざわざわ感が出てきたから、帰ったらまずは10分ゲームしちゃおう!」
みたいに、すぐにあなたのリラックスの法則をイメージしてみて下さい。

何度かイメージしていくと、自分でのコントロールが出来てきます。

これだと、ざわざわ感が多いほど、好きなものに触れたり考えたりする時間が増えちゃうからばっちりです!

 

まずは、モンスター化を防ぐこと

自分の声をキャッチすることが出来れば、自分がどのように行動すればよいかが分かってきます。
あまり、多くの情報を入れることは少しの間ストップして、シンプルに必要な情報だけにとどめておきましょう。

心配性だから・・と、嘆く必要などありません。

お願いした仕事を、きちんと丁寧にしあげてくれるのは、自称心配性の方がダントツで信頼を得ています。

揺れる気持ちは、あなたが自分の声に耳を傾けだした証拠です。
安心していてくださいね。

では、また・・。

いつでも、お話聞かせてください。